意見を聞けない人間は自分の意見も聞いてもらえない
昔、部活でとても仕事のできる友達がいました。(仮名 A)
仕事の出来に自信があるから、周囲の意見は無視をし、自分の意見だけを押し通すようにしていました。
でも周りから言わせれば、その人の意見がイマイチで取り入れる必要性を感じていませんでした。しかも、普段話を全く聞いてくれないので次第にその人の意見そのものを無視し出しました。
Apple社のスティーブ・ジョブズは部下の提案を一旦却下してもその次の日には絶賛していたそうです。
世界的に偉大だと言われている人物でさえ、目下や格下の実力の人の意見を積極的に真似して受け入れているのです。
意見を聞いてくれるかどうかの基準は仕事の実力ではなく、普段から話し合いに応じているかどうかなのです
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相手の都合を考えろ
友達や後輩を遊びや飲みに誘う時断られたらどうしますか?
どんな理由でも断らせませんか?
「他の用事と被っている」「時間がない」「気が向かない」
そう理由を言って断る人に対して「時間は作るもの」「言い訳するな」と一刀両断しているとしたらはっきり言います。
じゃあ縁切られても文句言えないね
どんなに相手に無理な要求をしたところで理由がある以上断るしかないのです。怒ったところで要求は決して通らないし、万が一通っても心が冷めて距離を置かれることでしょう。
ただでさえ店員と客の間でも「お客様は神でない」と宣言しだす店も増えてきているのに個人対個人はなおさらです。
もっというと、そもそも相手から言わせれば「時間を作ってまであなたと会う価値はない」「知恵を絞るにしてもあなたごときのためには嫌だ」「文句があるならお前がやってみろ」「対策も言えないのに理想ばかり語るな」という本音も隠れていることを察しなさい。
無理をしてあなたと会ったところで、たいした話が聞けるのですか?ビジネスチャンスでもあるのですか?
相手の都合を考えるメリットを経営者の目線で見られます
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足元を見るな
知り合いから気に入らない意見を言われたときにこういう台詞を多用していませんか?
「嫌なら一人でやれば?」「文句があるならグループから抜けていいよ」
お店や会社でもよくつかわれがちな殺し文句では「嫌なら辞めてもいいよ」「味が気に入らなら出ていけ」
話し合っても決着がつかなくて、切り捨てなくてはいけないときは致し方ありません。
が、「只面倒だから」、「自分はどうせ友達がいっぱいいるから、こいつは外しても痛くもかゆくもない」「意見されるのは気に入らない」「優位に立ちたい」とかそんな理由で看破もいれずはじめから突っぱねれば結局その人間は孤立します。
意見を言った本人はあくまで相手を思いやってのことや、幸せを共有したいがためにその組織内、相方に助言したのです。その場所で実現することに意味を感じていたのです。
それを旅人にたいして金をふんだくる宿屋の主人みたいな対応をすれば結局見限られるし、信用もされません。というか、一緒にいる価値も感じません。
チャンスを棒にふり、一生成長することはないでしょう。
足元を見る行為は人の弱みに付け込む一例です。書籍で参考にしてみましょう
相手と自分の立場を把握しよう
よく口げんかをした時に「言い訳するな」と言われた経験はありませんか?もしくはご自分が逆に相手に言ってしまい、「言い訳じゃない」と反発を受けませんでしたか?
こういった場面になった時に冷静に考えてみて下さい。自分もしくは相手に落ち度はありましたか?
はっきり言います。価値観の違う人間に「言い訳」という言葉は無意味です。
例えば遅刻した時に相手が電車の遅延などのトラブルを理由に持ち出してきたら、言い訳ですよね。あくまで事情は相手に関係ありませんから。ですが、そもそも遅刻をしてもいいという考えだったらどうでしょう?「なんで時間にキッチリしなくてはいけないの?」というところから話から始まりますね。時間管理の必要性を感じなくて「待ってる間読書すればいいじゃん」などという人に理由を封じたところで聞く耳持ちませんよね。
「いやね、辞書通りかどうか、正しい『言い訳』の定義かなんてどうでもいいんです。素直さを説いてるんです」とおっしゃる人がいますが、言葉の言い間違い、日本語のお勉強などという次元の話をしてはいないのです。
こういうのはあくまで立ち位置の問題なのです。
加害者、被害者かどうかをわからせない限り、相手は折ないし、折らせてはいけないのです。
間違ったことをしていないとお互いに信じているから普通は喧嘩になってるのです。ミスをしたのと、わざと相手を困らせているのとはわけが違うのです。
謝るくらいなら、はじめから争いの元である言動はとりませんよね。
なので、言い争いになり、相手の主張が言い訳にしか聞こえない時は、一旦心を落ち着かせ、相手に価値観、お互いの立場を確認させましょう。
「言い訳をしてる」とみなされたけど違和感を感じた時は思い返して下さい。自身のせいで相手に迷惑をかけたかどうか。あくまで正義に基づいた行動かどうか。相手に自分の反論内容が関係あるかどうかを。
どういう場面で言い訳をしてはいけないのか書籍で参考にしていただければと思います。
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